Conclusion

マネタリーベース(日銀が供給する通貨の総量)は、2013年の異次元金融緩和開始以降、急激に拡大しました。2026年時点で約589兆円に達しています。

マネタリーベースとは、日本銀行が世の中に直接供給する通貨の総量で、「日銀券発行高 + 貨幣流通高 + 日銀当座預金」で構成されます。金融政策の規模を測る重要な指標です。

マネタリーベース推移チャート

マネタリーベース推移(1970〜2026年) -62兆円138兆円337兆円537兆円737兆円 5兆円589兆円 1970197519801985199019952000200520102015202020252026 兆円

主要年の推移データ

マネタリーベース
19704.7兆円
197512.5兆円
198018.9兆円
198524.1兆円
199039.2兆円
199544.2兆円
200064.5兆円
2005110.8兆円
201098.4兆円
2015313.1兆円
2020555.2兆円
2025637.3兆円
2026589.4兆円

異次元緩和の影響

2013年4月に日銀が「量的・質的金融緩和」を開始し、マネタリーベースを年間約60〜80兆円ペースで増加させる方針を打ち出しました。その後も緩和は拡大を続け、マネタリーベースは10年間で約5倍に膨張しました。

マネタリーベースの拡大は低金利環境の維持と資産価格の下支えに寄与しましたが、円安の一因にもなっています。今後の金融政策正常化において、どのようにバランスシートを縮小していくかが大きな課題です。

まとめ

マネタリーベースは金融政策の規模を表す重要な指標です。異次元緩和により前例のない規模に拡大しましたが、今後の正常化プロセスは為替・金利・株価すべてに影響するため、注視が必要です。

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Source: 日本銀行 時系列統計データ(MD01:マネタリーベース)

Last updated: 2026年3月時点

データは日本銀行が公表する統計データに基づいています。