日本の金利は1990年代以降、世界的にも異例の超低金利時代が続いています。最新の無担保コールO/N金利は0.728%、貸出約定平均金利(新規)は1.404%です。2024年3月にマイナス金利が解除され、金利正常化の動きが始まっています。
本記事では、日本銀行の金利統計データを使って、基準割引率・コールレート・貸出金利の推移を分析します。バブル期の高金利からゼロ金利・マイナス金利を経て、金利正常化に向かう日本経済の変遷をデータで辿ります。
基準割引率の推移
金利比較テーブル
直近15年間の主要金利を一覧で比較します。
| 年 | 基準割引率 | コールO/N | 貸出金利(新規) |
|---|---|---|---|
| 2011 | 0.300% | 0.078% | 1.127% |
| 2012 | 0.300% | 0.083% | 1.086% |
| 2013 | 0.300% | 0.075% | 1.006% |
| 2014 | 0.300% | 0.068% | 0.933% |
| 2015 | 0.300% | 0.073% | 0.869% |
| 2016 | 0.300% | -0.026% | 0.740% |
| 2017 | 0.300% | -0.048% | 0.711% |
| 2018 | 0.300% | -0.060% | 0.689% |
| 2019 | 0.300% | -0.052% | 0.662% |
| 2020 | 0.300% | -0.035% | 0.645% |
| 2021 | 0.300% | -0.024% | 0.600% |
| 2022 | 0.300% | -0.031% | 0.621% |
| 2023 | 0.300% | -0.033% | 0.676% |
| 2024 | 0.383% | 0.120% | 0.817% |
| 2025 | 0.771% | 0.469% | 1.206% |
| 2026 | 1.000% | 0.728% | — |
金利推移の主な転換点
1991年のバブル崩壊後、日銀は段階的に利下げを実施。1999年にゼロ金利政策、2001年に量的緩和、2013年に異次元緩和、2016年にマイナス金利と、約30年にわたって前例のない金融緩和を続けてきました。
2024年3月にマイナス金利が解除され、同年7月には追加利上げが行われました。今後は物価動向と賃金上昇の持続性を見ながら、段階的な金利正常化が進む見通しです。
金利と資産運用
金利上昇は預金者にとってはプラスですが、住宅ローン金利の上昇や債券価格の下落といった影響もあります。金利環境の変化に合わせて、預金・債券・株式のバランスを見直すことが重要です。
まとめ
日本の金利は1990年代からの超低金利時代を経て、2026年現在は正常化の途上にあります。金利動向は住宅ローン・預金・投資すべてに影響するため、日銀の金融政策決定会合の内容を注視しつつ、金利変動に強いポートフォリオを構築しましょう。
データを活かした資産運用を始めるなら
経済データの分析力を投資に活かしましょう。主要ネット証券なら手数料無料で始められます。
Source: 日本銀行 時系列統計データ(IR01, IR04, FM02)
Last updated: 2026年3月時点
データは日本銀行が公表する統計データに基づいています。